女子高生はなぜ女子高生のままなんだよ

僕は28歳だ。かつて僕は男子高校生で、女子高校生たちとも接点があった。

僕は年を取っていくのに、なぜ今も女子高生は女子高生のままなのか。なぜ奴らは永遠に若いままなのか。

若さの象徴=女子高生

青春モノの小説、アニメ、漫画の大半に女子高生が出てくる。僕が高校生だった2000年代後半、ネットのオタク界隈では、「Fateは文学」、「AIRは芸術」「CLANNADは人生」と言われていた。その頃はまだ、オタクであることを恥じなければならない時代だったように思う。それはともかく、Fateにしろ、AIRにしろ、CLANNAD にしろ、ヒロインは女子高生なのである。もちろんストーリーも秀逸なのだが、女子高生が出てくる作品が「人生」と言われるのである。

なぜこんなに女子高生が幅を利かせているのか。すごい速さで少子高齢化が進んでいく日本において、10代後半のたった3年間の女子高生。その比率の少なさはカルピスの現役と水の比率どころではない。酒を飲めないやつが飲み会でこっそりジュースの比率を多めにした鏡月割りを作るときの鏡月の割合にも満たないのだ。全人口に占める女子高生の割合は。なのに、どうして、全ての日本人の中で女子高生が。

それは、若さの象徴といえば、女子高生だからだ。若さを象徴する言葉ランキングで、「女子高生」は堂々の第一位である(そんなランキングはないが)。

青春時代の後悔が女子高生を加速させる

意味のわからない見出しになってしまった。何が言いたいかというと、つまり、大半の人がろくでもない青春時代を送っていて、それが、女子高生というモノを流行らせているのではないかと思うのだ。

僕が敬愛する漫画家の遠藤浩輝先生は、「女子高生2000」という短編作品で自分をキャラクターとして登場させてこう言っている。

(遠藤先生)

あっ女子高生

えーのう 寒い時も 暑い時も

切ない時も 悲しい時も ミニスカにルーズかよ

こっちは2000年に30歳だっつーのに

奴らは永遠に若いままかよ

(アシスタントさん)

何トチ狂ったこと言ってんスか

遠藤浩輝短編集2「女子高生2000」

今となってはハイソックスに市民権を奪われたルーズソックスという言葉が、とても懐かしい。でもミニスカは今でも健在ですね、遠藤先生。

アシスタントさんのキツめのツッコミに目がいきがちだが、この遠藤先生の言葉が、当時はまだ中学生でだった僕の心にも強く残り、あの頃の遠藤先生と同い年になろうとしている僕に、この記事を書かせている。

女子高生2000は、作品をヒットさせ、金と権力を手にした遠藤先生が何もなかった青春を取り戻そうと欲望を吐露して彼女やアシスタントさんにすげなく否定されるのが笑える作品となっている。遠藤先生、あなたの作品を教訓にできず、僕もしっかり、何もない青春を送りました。そして、金も権力も持っていません。助けてください。

もはやこの記事を書き始めたときに何を言いたかったのかわからくなってきてしまった。

女子高生に限らず、青春モノが廃れないのは、大半の人が納得した青春を送ることができず、作品の登場人物に自分を重ねて、その思いを少しでも中和しようとしているからなのではないだろうか。そして金と権力がある人の中には、犯罪に手を染めてしまう人もいる、と。

消費者が作品に求めるものの一つには、「自分にはないもの」があると思う。人が青春時代に後悔を残す限り、女子高生は物語に登場し続けるだろう。

異世界転生モノも、思い通りにならない世の中で、「すべてが思い通りになる世界を体験したい」という消費者ニーズにうまく合致したのだろう。

それにしても、なぜ女子高生は女子高生のままなのか。自分でも意味不明なことを言っているのはわかっている。でもよく考えてみてほしい。20年前に女子高生だった女子高生Aは、現在38歳くらいで、元女子高生Aである。で、15年前に女子高生だった女子高生Bは、現在33歳くらいで、元女子高生Bである。で、10年前に女子高生だった女子高生Cは、現在28歳くらいで、元女子高生Cである。で、5年前に女子高生だった女子高生Dは、現在23歳くらいで、元女子高生Dである。で、現在進行系で女子高生の女子高生Eは、いずれ元女子高生Eになる。

みんなもともとは女子高生だったわけだ。でも、そんなのは第三者からすると関係ない。AだろうがBだろうが、時代が違おうが、女子高生は女子高生だ。そのへんを歩いている女子高生が今も昔も存在する。それが不思議というか、不思議なのだ。なぜ僕は年を取るのに、なぜ女子高生は若いままで、僕の前に現れるのか。

ドラクエのスライムを思い浮かべてほしい。今エンカウントしたスライムが、さっきやっつけたスライムが回復したところをもう1回倒したかどうかなんて、わからないのだ。

すみませんでした。時間を無駄にしたとお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんが、当ブログはノーリターンノークレームでやらせてもらっておりますので、ご了承のほどをよろしくお願い申し上げます。

ちなみに、AVで18歳以上の女優さんを女子高生っぽく演出するために「女子校生」という言葉を使っているが、あれは一体なんなんだ、と常々思っている。まあ見るは見るんだけど・・・。

さらにちなみに、マキシマムザホルモンの「チューチューラブリ−ムニムニムラムラ」という曲では、

大学生がいいな

高校生もいいな

中学生もいいけどね

小学生もいいな

とろけそうでいいな

幼稚園児もいいけど

マキシマムザホルモン「チューチューラブリ−ムニムニムラムラ」

見事に見境がない。やっぱりホルモンはぶっ飛んでいる。

最後にちなみに、妻は高校時代充実してそれはそれはモテたそうである。それがヒゲの濃い非モテオタクと結婚するなんて、人生は何があるか、わからないものである。