たぬき暮らし

たぬき顔の嫁と子供と暮らしているので。

パワハラ、値切り、作者の長期休載...comicoの黒い噂をまとめてみる

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ゆとりだけにゆとりある生活を送りたい、キスケです。


漫画アプリの「comico」を数年前から利用している。良作が多く、毎週楽しみにしている。そこそこ課金もしている。


だが、一方でタイトルのように運営側の悪い噂が絶えない。「ひどい」とか「糞」という人もいる。特に、「作者を大事にしていないのではないか」という疑惑が昔から多い。
人気アプリゆえ注目度も高いのだろうが、これまであったことをまとめてみる。

comicoとは

comico/人気オリジナル漫画が毎日更新!/コミコ
comico/人気オリジナル漫画が毎日更新!/コミコ
無料
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comico(コミコ)は、韓国のNHNエンタテインメントの子会社、NHN comicoが開発・運営する、スマートデバイス向けの無料漫画・小説アプリである。

出展:comico - Wikipedia


サービス開始は2013年10月。もともとは完全無料でグッズ等の物販で収益を上げるシステムで、公開されている漫画は制限なしで閲覧することが可能だった。


2015年12月に誕生した大人向けの派生アプリ「comico PLUS」は一部機能が有料、それに追随する形で2016年11月より「comico」も無料閲覧の範囲に制限が掛かることとなった。


基本的には無料で閲覧可能だが、その際は動画形式の広告を15秒〜30秒見なければならない。

また、一気に複数話読みたいときや「先読み」機能を使用するには課金が必要である。


様々な漫画アプリがあるが、現在のcomicoは制限が多い部類に入る。
しかし、アニメ化や単行本化されるような人気作品も多いため、批判はあったがそれほどユーザー数は減っていない。あくまで私の周りの話だが。

※ユーザー数は減っていないが、読む作品は激減している印象。私も今まで読んでいた作品の続きを読むだけで、新規開拓は一切しなくなった。

黒い噂

サイン会に担当者が来ない

人気漫画「リライフ」の作者サイン会にて、担当者と連絡が取れず、待ち合わせ時間2~3時間後に連絡が来るという事案があったことが作中で明かされた。


他にも、当初担当者と2人で行く予定だった、書店巡りのイベントに1人で行くように連絡が来たこともあるようだ。

webmanga.blog.jp

パワハラ

「陽だまりのありか」という漫画の作者が、twitterにて漫画のキャラ設定やストーリーを作者の意向に反する方向に操作されたことを明かした。


最終的には、打ち切りという形で終わってしまったようだ。

togetter.com

原稿料の値切り

comicoと契約を結ぶ前の作家が、twitterにて公式では5万円としてある原稿料を3万円にするよう値切られたことを明かした。


comicoノベルの作品を原作とする漫画作品の契約で、原作を課金して読むように指示されており、この作家は指示通り課金して読んだそうだ。


作家は、作品の発表に向けて原稿も作成していたが、原稿料を3万円で合意しなければ原稿料そのものを支払わないと言われ、2017年12月25日現在、原稿料は支払われないままで、原作を読むために課金した分の返金もないとしている。

http://matomame.jp/user/bohetiku/ba96a7e71c6c5adc7e66matomame.jp


作者の許可を得ずにドラマCD作成

「ナルどマ」という人気作品の作者が、twitterにて明かした。

webmanga.blog.jp

作者の長期休載

上述した「ナルどマ」は3ヶ月間の休載、「ネト充のススメ」という漫画に至っては2015年7月より2年間以上の長期休載が続いている。


休載の理由は体調不良。他にもこれまで多くの作品が体調不良を理由に数ヶ月の休載をしている。


「ナルどマ」は休載が相次ぎ、最終的には打ち切りとなってしまった。作者のtwitterを見ると、精神的にかなり辛そうな様子が伺える。


「ネト充のススメ」は休載期間が非常に長いが、打ち切りとならず、最近はアニメ化もされた。comicoで一番人気の作品であるため、運営側も待つ姿勢でいるということだろうか。

comicoの待遇は悪いのか?

掲載頻度は週1回。公式ページの作者募集ページには、1回あたりの掲載での原稿料は5万円+インセンティブと記載されており、最低月収は20万円、年収では240万円となる。
原稿はフルカラーかつ、1話につき30コマ以上が必要である。


ジャンプなどの週刊誌において、ページ数は漫画によるがだいたい19ページ。1ページの平均コマ数は6ページと言われている。
また、新人漫画家の原稿料は1ページあたり8,000円と言われている。その場合、年収は750万円弱となる。


comicoとジャンプの1コマあたりの原稿料を単純に比較してみると、
comicoは1,666
ジャンプは1,333
若干comicoの方がジャンプよりも高額だが、フルカラーという条件をクリアすることはどのくらい大変なのだろうか。


コマ数はジャンプの方が圧倒的に多いが、アシスタントの有無も考えるとどちらが大変かは一概には言えなさそうだ。


comicoは専属契約が義務で、他の媒体で漫画を描くことができないとの噂もある。
もしそれが本当なら年収240万円で生活していくのは厳しい。


漫画家と言えば、アシスタントがいるイメージだが、この給料ではとても雇うことはできない。
人気作品となってインセンティブを上げたり、単行本の発売や、グッズの販売などがうまくいけばその限りではないが。


ある漫画家がcomicoで連載を持つことがどのくらい大変か考察した記事を読んだが、かなりブラックな労働環境になりそうだ...
ameblo.jp



rocketnews24.com
matome.naver.jp
2dmcontents.com

まとめ

今回紹介したcomicoの「黒い噂」は、作者の言い分しか明らかになっていないものもあり、全てが事実とは言い切れない。
しかし、何か不満がない限りわざわざ揉めるようなことはしないはずなので、comicoの運営側にも問題はあるのだろう。


comicoが一部有料化して1年以上経つ。
有料化の際、「作者にしっかり報酬を支払うため」と理由に掲げていた。課金ユーザーも一定数いるはずなので、しっかり作者に還元してほしいと思う。


今回色々調べて思ったのは、comicoに限らず漫画業界は総じてブラックなのではないかということだ。
体を壊すくらい働いて、成功できるのは一握り。食べていける人もそう多くはないのかもしれない。


電子化が進み、漫画を掲載する媒体が氾濫し、レンタルサービスも充実している。
我々読者にとっては、安く、あるいは無料で漫画を読むことができて非常に喜ばしいことだ。


媒体が増えたことで漫画家がプロデビューする門戸も大きく開かれることとなったが、その分、連載を持っていても生活に困るプロもきっと増えたことだろう。


解決策は全く思いつかないが、好きな漫画はできるだけ買おうと思う。