たぬき暮らし

たぬき顔の嫁と子供と暮らしているので。

逃げ恥に学ぶ結婚観・夫婦のあり方【そもそも結婚のメリットとは?】

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逃げ恥が大流行してから1年以上が経つ。
妻が妊娠し仕事を辞め、出産を経て3人家族になり、時間的にも金銭的にも、心理的にも余裕がなくなったとき、ふと漫画版の「逃げるは恥だが役に立つ」を読んで、結婚という制度、夫婦のあり方について深く考えさせられた。

今回は、逃げ恥を読んで感じた夫婦円満の秘訣や、結婚制度のメリット・デメリットについて考察してみる。

逃げ恥に学ぶ夫婦のあり方・夫婦円満の秘訣

夫婦は、家庭という組織の「共同経営責任者」である

平匡は、夫婦は家庭という1つの会社の共同CEOのようなものだと言う。


組織の目的は、「家庭を良好な状態で維持していく」こと。すなわち、財政を黒字で保ち、良好な家族関係を築く必要がある。


育児や介護などのプロジェクトが舞い込んで来ることもある。


家庭という組織を健全に運営していくために、夫と妻という考えに囚われず、「2人は対等な共同経営者である」という視点を持つことが大切である。

”役割と義務”という考え方に支配されてはいけない

日本において、夫は主にお金を稼ぐ「営業担当」、妻は主に家事や育児などの「総務担当」という考えが未だに一般的である。


もちろん、妻がお金を稼いで夫が専業主夫をしている場合もあるし、共働きで時間的余裕がある方が家事を担うなど、実際の各家庭の役割分担は様々。


しかし、そもそも、こうした役割分担という考え自体が良くないのかもしれない。


みくりは、「分担すると、与えられたことをこなすのは当たり前だと考え、感謝の気持ちがなくなってしまう」と言う。


私も身に覚えがある。我が家において、私は会社員、妻は専業主婦をやっている。家のことは全て妻にやってほしいと、当然のように考えていた。


だから、部屋が汚いと「ちゃんと掃除してよ」と文句を言っていた。しかし、妻は、部屋の汚れが私より気にならないようで、「まだ掃除しなくても大丈夫」と思っていた。


一方で、少ないながら私の担当であるゴミ出しや風呂掃除などができていないと、「そのぐらいちゃんとやってよ」と妻に何度か怒られたことがある。しかし、私は「ゴミの収集は週2回だから1回ぐらい忘れても問題ないし、風呂は入る直前に洗えばいい」と思っていた。


役割分担しても、求めるレベルがお互いに一緒だとは限らない。


「役割なんだから当たり前」と考えていると、お金を稼ぐこと、家事をすることに感謝を忘れ、

「年収1,000万円以上欲しいのにコイツは400万円しか稼いでこない」とか、

「もっと部屋をキレイにしていて欲しいのにコイツは適当に掃除している」

などと、相手に不満を抱くことに繋がる。


当たり前になってしまっていることの、大切さに気付くべきだ。

理想は”好意と感謝”で生活を回していくこと

みくりは、平匡に「”役割と義務”という考え方をやめ、”好意と感謝”で生活を回していってはどうか」と提案した。


「役割分担をやめて、食事の用意や洗濯など、自分のことは自分でやる。その上で、余裕があれば”好意”で、相手のこともやってあげる」という考え方だ。


かなり極論だが、確かに、当たり前になっていることへの感謝の気持ちは生まれにくい。一方で、「自分のことは自分でやる」という前提がある中で、相手が自分に何かをしてくれる、それは”特別”なこと。そこには感謝の気持ちが生まれやすい。


パートナーが自分にしてくれること、それらをすべて”好意”と捉えることができたなら、してくれたことに”感謝”し、こちらも何かをしてあげたいと思えるはずだ。

結婚することにメリットはあるのか?

結婚することのメリットについて、ネットで調べてみると、

  • 誰かと一緒に生きる安心感・やすらぎを得られる。
  • 子孫を残すことができる。
  • 会社などの組織では、結婚していることが一人前であると捉えられ、出世にプラスの影響が出る(主に男性)。


の3つがよく挙げられている。正直、無理やりひねり出した感満載である。決定打に欠ける。


一人で生きていける人なら、結婚せずに自分で稼いだお金を自分のためだけに使い、自分の時間を自分がやりたいことに費やす方が楽しく、有意義に決まっている。私も、収入的にも家事能力的にも一人で生きていける自信がある。


結婚にメリットなどないのだ。



それなのに、私はなぜ結婚したのだろう。
理由は一つ、嫁が好きだったからだ。好きだから付き合って、好きだから、一緒に生きていきたいと思ったから、結婚したのだ。損得は何も考えていなかった。


嫁と一緒に生きていくという決意を、結婚以外の方法でどう表せば良いかわからなかったこともある。


平匡とみくりもそうだ。最初は「家事代行サービス(家政婦)」で、雇用主と従業員という関係の延長として、事実婚を選択した。それがいつの間にか恋愛感情に変わり、「好き同士」ということ以外に決定的な理由はなかったのに、彼らは結婚を選んだ。
ちなみに、正式に結婚するという話が出た当初、平匡は結婚すればみくりに無償で家事をやってもらえると期待していたが、特にドラマ版では「"好きの搾取"は断固拒否する」とまで言われ、無償で家事…というのは断念した。


人が結婚する理由。

相手のことが好きだからという人もいるだろう。
周りの目が気になり、結婚していないことに負い目を感じるからという人もいるだろう。

いずれにせよ、結局それは、感情論だと思う。

他人と一緒の生活を成功させることは”奇跡”に他ならない

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自立した人間にとって、結婚することにメリットはない。子供が生まれると一層自由を奪われ、もはや何のための人生なのかわからなくなる。


もちろんみんなが独身を選択したら国は滅びてしまう。しかし、損得勘定がこれだけ蔓延した日本社会で、結婚し、自分の時間を犠牲にして子供を育てることに、一体どんなメリットを見い出せるだろうか。少子化が止まらないのがその証拠だろう。


「好きなことで生きていく」
こんな言葉が流行っているが、自由に生きたいのなら、サラリーマンを辞めるのはもちろん、結婚もしない方がいいのだ。


私と嫁は、一緒に生きていきたいと思い、結婚した。結婚したからには、子供を作るのが国民の義務だと思って子供を作った。そして今、大変な目に合っている。もちろん可愛いところもたくさんあるのだが。


とりあえず今のところ、結婚して良かったと思っているし、お互い仲良くやっているつもりだ。


その感情をいつまで継続させられるか。正直、死ぬまで続けることは”奇跡”に近いと思う。


もしかしたら、平匡とみくりのように、互いを尊重し、ドラマ版におけるみくりのお母さんのようなマインドを忘れずに生きていけば、その奇跡を起こせるのかもしれない。

運命の相手ってよく言うけど、私、そんなのいないと思うのよ
運命の相手に、するの



ちなみに、しくじり先生では、オリラジのあっちゃんが「星の王子さま」の意味をこのように解説していた。

「運命の人」とは、突然出会うわけではない
相手を大切にしながら過ごした時間が、少しずつ相手を「運命の人」にしていく



私と嫁は、運命の人になれているだろうか。